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補聴器という言葉を知っていても、実際の構造や仕組みについては知らない方が多いと思います。耳の聞こえを改善するための機器という認識を持たれているかもしれませんが、基本的には聞き取りそのものを良くするわけではありません。音声を大きくしたり加工することで聞こえやすくする増幅器という役割です。補聴器への理解を深めるためにも、補聴器の基本的な構造や仕組み、デジタルとアナログの違いについて説明していきます。

補聴器の基本的な構造と仕組みについて

補聴器とは、外部から入ってくる音を増幅・加工することで聞こえやすくするものです。外部からの音(音の信号)は、まずマイクロホン(入力)で電気信号に変換されます。次に電気信号に変換された音がアンプ(増幅器)で増幅・加工・調整されます。増幅された電気信号は、再び音声信号(アナログ)に変換され、スピーカー(イヤホン)によって鼓膜に音が届けられます。

補聴器には電池が必要で、耳あな型などの小さいタイプの補聴器では電池の寿命が比較的に短く、ポケット型(箱型)などの大きいタイプの補聴器では電池が長持ちしやすいという特徴があります。また補聴器にはアナログとデジタルがあり、それぞれで音を増幅させる処理方法が違います。

補聴器のアナログとデジタルの違いについて

アナログ補聴器は、マイクロホンに入った音の情報を音声信号(アナログ信号)のままアンプで増幅されます。電気信号に変換しないので雑音の処理などに限界があり、音量を大きくするとノイズ音まで大きくなってしまうのが難点です。

一方でデジタル補聴器は、マイクロホンに入った音の情報(アナログ信号)を、デジタル信号に変換します。デジタル信号に変換された音は、アンプに搭載されたマイクロチップにより様々な処理が可能になります。例えば、環境の変化によって特定の種類・高さの音だけを大きくしたり小さくしたりすることが可能です。増幅・加工・調整された音は、再びアナログ信号に変換され、スピーカーから鼓膜に音を伝えます。

現在の補聴器はデジタルが主流です。実際にメーカーから販売されている補聴器は、ほとんどがデジタル補聴器となっています。アナログとデジタルの違いだけではなく、補聴器には「耳あな型」「耳かけ型」「ポケット型」「骨伝導型」など様々な種類があります。補聴器の種類に関する説明については、イヤホンタイプ、骨伝導?補聴器の種類には色々あるの記事で紹介しています。

補聴器の基本構造とデジタル・アナログのおさらい

  • 補聴器はマイクロホンで変換、アンプで増幅され、スピーカーから届けられる。
  • アナログ補聴器は、音をデジタル信号に変換せず、アナログ信号のまま処理される。
  • デジタル補聴器は、音を一旦デジタル信号に変換することで様々な処理が可能になる。

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